中国江蘇省無錫市にある無錫浅井繊維精密加工有限公司に、総経理として赴任中の浅井達郎です。

先日、展示会見学の為、久しぶりに上海に行ってきました。無錫から上海は約130㎞離れており、一番早い新幹線を使うと36分で約750日本円かかります。私の出身地の大垣から名古屋は約40㎞の距離で、JRを使うと32分で770円かかります。高校生の頃には、偶に名古屋におしゃれな服等を買いに行くのが楽しみでした。上海には、アピタや高島屋、回転ずしやおいしいラーメン屋さん等、無錫にないお店が多く、日本が恋しくなる心を満たせる場所が多いです。距離は大垣から名古屋より3倍も遠いですが、値段や移動時間的にはちょっとした冒険感覚で、赴任当初は毎月遊びに行くような場所でした。

最近はコロナ禍の影響もあり、約2年ぶりの上海でした。中国の新幹線は、購入に身分証明が必要となり、どの便のどの席にどんな人間が座っているかわかるようになっています。昨年から、インターネットで購入したチケットについて外国人も発券不要となり、パスポートで改札を通れるようになり、新幹線の利用が非常に楽になりました。しかし、コロナ禍の移動ということで、「健康証明」と「14日間の移動履歴」の表示が必要となり、さらにマスクがないと公共交通機関の利用ができない為、現在は移動自体が面倒です。

今回は2年ぶりの上海で、展示会見学終了後に1カ所だけ寄り道をしました。会場から15㎞の距離にある、2021年4月にできたばかりの実物大の「自由高達」を見に行きました。日本語は「フリーダムガンダム」と言い、東京オリンピックでも話題になったお台場の「ユニコーンガンダム」と同じく公式の像です。約18mあり、初めて海外進出したららぽーとの敷地内に設置されています。2002年頃のアニメで、初代でもなく、最新でもないですが、中国で公式に放映された中では最初期のガンダムで中国人ファンの中でも人気の高いガンダムだそうです。

ガンダムはもともと好きでしたが、中国語では高達となり、私の名前の漢字が使われており、さらに面白く感じています。上海の地に立った「自由高達」を、日本に自由に帰国できなくなった「不自由胖達」(胖はデブの意味)が見上げて、カッコいいと呟いた1日でした。